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Japanese Hardcore Punx!!
2013.05.21 Tuesday | category:Japanese Punk
・万引チョコレイト (MANBIKI CHOCOLATE) - 超時空硬核 Super Dimentional Hardcore LP ¥1900 (Not Very Nice)
昨年の "ソロバン"CDデッドストック入荷が、遂にこんな事態まで引き起こしてしまいました。ソノシートが海外のジャパニーズ・ハードコア・パンク・マニアにも人気が高く、"万チョコ"という凄い名でコレクターの間では有名な栃木のハードコア・バンドのディスコグラフィー・アルバムが、アメリカのレーベルからアナログ盤オンリーでリリース!!90年発表の万引伝説Part-1 8" FLEXI, 同年の万引伝説Part-2カセット, 98年オムニバス提供曲, 98年 ソロバン!CD, そして98年〜2000年の未発表曲を収録した全18曲入りです。
セルフ・ライナーノートにもあるように、すべてをジョークというか軽いノリで進めながらも、音楽的にはスラッシュ・メタリックなサウンドでジャパニーズ・ハードコアを表現する、という方向性は終始一貫していて、海外のジャパニーズ・ハードコア・ファン/メタルコア・マニアに人気が高いのも充分にうなずけるサウンドです。限定500枚なので、今回は恐らくほとんど海外でさばけて終了でしょう。デッドストックのソロバン!CDを買えなかった人も、また、万引伝説Part-1 8"ソノを長年探してる人も、このLPは逃さないように確実に入手しておきましょう!!

・EXITHIPPIES - Part 3 7" ¥1400 (Detonate)
仙台/新潟トランス・ノイズ・コア・パンクスの、デンマークのDetonate Recordsからの連続シングル・リリース・シリーズの、恐らく最後となる第3弾EP!!
いきなりE.N.T.の名曲 Work for Neverカバーでブッ飛ばして、クラスト・パンクスならずともハードコア・オッサンなら、のっけからあがるステンチ・ノイズ・スラッシュがカッコいいです!!続くナンバーはちょっとGAUZEみたいな曲調のFRAMTIDっぽくて、轟音と化したオールド・ジャパコア・スラッシュ・パンク風味で楽しませてくれます。B面ナンバーは彼らの重要な一面であるダンス・ナンバーですが、何か昔の曲のリミックスでしょうか、こちらもまた、非常に80年代的なムードが漂います。今回も限定100枚リリースです!!

・サイケデリック・グラインダー - 甘い誘惑 CD ¥1500 (RJR)
東京で活動するハードコア・パンク・バンドの11曲入り自主制作CD。
ジャンルレスなパンク・サウンドですが、サイケでもグラインドでもない、80年代インディー的な自由な雰囲気が漂うジャパニーズ・ハード・パンクです。
| RECORD BOY | 14:37 | - | - |
Death Cult from the Graves!!
2013.05.21 Tuesday | category:Death / Black Metal
・MUTILATED - In Memoriam 2LP ¥4500 (Triumph Ov Death)
遂にオフィシャル・リイシュー盤が初登場!!!活動時にはデモ2本しか作品を発表しなかったものの、フランスでイチ早くデスメタルをプレイしたバンドの一つとして、世界中のオブスキュア/カルト・デスメタル・マニアに人気の高いMUTILATEDの、88年〜94年のリハーサルと92年〜93年のライブを収録した21曲入り2枚組LPです。数年前に南米製ブートLPが出回って、当店でもかなり反響が大きかったけど、オフィシャルでのリリースはもちろんコレが初となります!!
デモはデスラッシャー狂喜乱舞のクレイジーな傑作で、MASSACRAや初期AGRESSORと同等に語られるべき、フレンチ・デスラッシュの最高峰。しかし今回リリースされた2枚組LPを聴くと、なるほど、ファースト・フレンチ・デスメタルの称号にふさわしいバンドと納得できるサウンドで、80年代後期のリハは、激速レイジング・デスラッシュの片鱗をのぞかせるけど、生々しい音質のせいで、まるで中南米のSLAYER影響下プリミティブ・デスラッシュメタルのデモ音源のようですが、90年代に入ってからのリハ音源は、DEATHやTERRORIZERあたりのデスメタルに通じるスタイルで爆激化。そして、リハ音源よりも数倍ダイナミックで音質も良好なライブ音源が素晴らしくカッコいい!!DEATH, TERRORIZER, MASTER, NAPALM DEATHなどのファンは必聴の激渋グレートな圧巻ゴリゴリ・ライブ音源です。
ジャケ内側のカラー写真やバイオグラフィー, 当時のファンジン掲載記事などが載ったインナーも非常に興味深く、CATHEDRAL, DARKTHRONE, ASPHYX, IMMOLATION, そしてNECROPHILEのTakashi氏など、当時交流のあった世界中のそうそうたるデスメタル・バンドの名前が並んだサンクス・リストや、「Deathlike SilenceからEPをリリースしようか、なんて軽い感じで(ユーロにモウスと)話が進んでる」といった記述もある、ファンジン・インタビュー転載も面白いです。
限定300枚リリースのゲートフォルド・スリーブ2枚組LPなので、原価&送料だけでもかなりのハイコストですが、円安がさらに追い打ちをかけて、お値段は高めです。しかも、フランスは送料が高いので、果たしてレーベルの伝えてきた送料で本当に大丈夫なのだろうか?ショボい梱包でジャケがガッツリ傷んだ状態で届くのでは・・・、と不安でしたが、数枚だけジャケに角打ちがあった程度で、ほぼ大丈夫でしたので、キレイなモノからご注文いただけます。でも、やっぱり実際に掛かった送料は相当高かったそうなので、今回のこのお値段でも、ラッキー・プライスだそうです。次の入荷があるかはわかりませんが、アーリー・オブスキュア・デスメタル・マニアはぜひこの機会に押さえてください!!

・ATOMIC AGGRESSOR / DEATH YELL - Split 7" ¥1200 (Hells Headbangers)
ここ日本でも正統派な80's南米デスラッシュ・ファンに高い人気を誇るATOMIC AGGRESSORと、そしてBEHERITとのSplit EPで、世界中のデス/ブラック・メタル・マニアに強烈なインパクトを与えた、チリ最凶のカルト・ノイズ・デスメタル DEATH YELLという、チリが生んだ2大カルト・メタル・バンドが復活作をSplit EPでリリース!!
ATOMIC AGGRESSORは、ジャーマン・スラッシュメタル譲りのような初期の猪突猛進デスラッシュから、よりオールドスクール・デスメタルなスタイルへと深化して、クトゥルー系の変態テクニカル色の薄い、ソリッドな突進型のMORBID ANGEL的なダーク・デスメタルを聴かせてくれます。鮮やかに切れ込んでくるギターソロもバツグン。カルト云々で語る必要はもうないでしょう。Dark Descent, Me Saco Un Ojo, Blood Harvest,等の現行デスメタルを満喫してる方は絶対にチェックしてほしいデス!!
そしてDEATH YELLは、これがあのグダグダに南米カルトなDEATH YELLか?と耳を疑うほどの、荘厳ですらあるオープニングにビックリ!!しかし本編が始まると、演奏力や音質はもちろん昔のようなモノではありませんが、北欧とは違う不穏リフも絡みついてきて、南米デスメタルらしいパートも多いです。
Hells Headbangersのリリースはアナログ盤が特に値段が高くて毎度まいってしまいますが(7"でも卸値はCDより高かったりします)、ゲートフォルド・スリーブも豪華に仕上がっていて、カラー・ビニールになります。南米カルト云々抜きで、現行オールドスクール・デスメタルのファンに広くオススメ致します!!

・SCROTUM DEATH - Demos : Revolution of Death / Beginning of the End CD ¥1800 (Old Legions)
南米チリ産ウルトラ・オブスキュア・デスラッシュメタルの、流通ウルトラ激悪なデモ・コレクションCD!!日本のみならず、世界的にもほとんど流通してないと思いますが、80年代後期〜90年代に活動したと思われるバンドで、90年1stデモと92年2ndデモの音源を収録した11曲入りです。
チリと言えば、NAPALM DEATHにもリスペクトされ、日本では当時(極一部のマニアに)チリペンの愛称で親しまれたPENTAGRAMが真っ先に思い浮かぶけど、このバンドもチリペンにも通じる、SLAYER影響下スラッシュメタルのタイプのデスラッシュです。割と曲構成にも気を配ってたと推測できるバンドで、PENTAGRAMがSLAYER 〜 POSSESSEDの系統だったと思わせるのに対して、このSCROTUM DEATHは、低音域を徘徊するズグズグ・リフが、初期KREATOR系統のデスラッシュ的で、やはり非常に南米デスラッシュらしいサウンドです。もちろんノイジー&ロウな演奏で、ブラジルやメキシコ産だったなら、マニアにはもう少し名の知れた存在になり得たレベルです。しかし、近年のチリのデス/ブラックメタル・シーンの充実ぶりからはちょっと意外ですが、当時のチリは、PENTAGRAM, ATOMIC AGGRESSOR, DEATH YELLのような急進的でカルトな支持を集めていたバンドが存在はしても、シーン自体は他の中南米諸国に比べて一歩出遅れていた感があったそうです。これは、当時のチリ国内にプレス工場がなかったのも大きな要因で、チリの伝説的バンドの作品が欧米レーベルからリリースされたのも、そういう事情があったからだそうです。チリの人から教えてもらいました。なので、こういった、知られざる発掘バンドは、まだまだ存在するのかも知れません。
南米製の特権をフル活用したような粗い出来栄えで、ジャケ・ブックレットのホチキス留めが超適当だったりするけど、状況が何か変化しない限り、再入荷はまず不可能だと思いますので、南米デスラッシュ・ファンはこの機会にぜひ確保してください!!
・VULCANO - Live Santos, S.P. Brazil / South American Death Metal Holocaust Chile CD ¥1500 (Bootleg)
初期ブラジリアン・デスラッシュを代表するバンドの一つ、VULCANOの87年のブラジルとチリでのライブを収録した15曲入りブートCDです。
初期から最近までブレることのないデスラッシュ・スタイルで突き進んでいて、どの作品もそれぞれ独特の味わいがあるので、このバンドほど絶頂期をどの頃とするかで意見が分かれるバンドもあまりないかと思いますが、87年と言えば、I Hate Recordsが再発してた名作3rdアルバム Anthropophagyの頃ですから、このライブもかなりの原始的ハイテンションでブチかましています。特にVo.の暴れっぷりが凄まじくて激渋!!名曲 Witches Sabbathでの客の反応も最高潮ですし、MCも何言ってるわからないけど、最高にカッコいいです。チリでのライブは音質バランスもメチャクチャで、全編ほぼVo.が早口で怒鳴り散らしてるだけのような極悪ライブ!!!666!!!MORBID / MAYHEMのDeadも革ジャンにロゴをペイントしていた通り、後のブラック・スラッシュ誕生にも大きな影響を与えたであろう重要バンドの、初期の貴重なライブ音源が楽しめます。
・V.A. - Rebirth of the Ancient Corpses CD ¥1800 (Bloody Cross prod.)
これは凄い!!本当に凄すぎる!!!南米諸国のメタル&ハードコア・パンク・シーンの中でもアナーキー度数の高い無法地帯、ペルーに生息した原始人デス・グラインド3バンドのデモ音源をまとめたオフィシャル3 Way Split CDです。近親相姦の乱交で産み落とされたかのごときに、3バンドともメンバーが重複しまくっていて、ハードコアとメタルの最も汚れた部分を凝縮したような、三者三様のデストロイ・ノイズ・メタル爆発、南米大好き人格崩壊ゴミ野郎は完全に必聴& dieegghhデス!!!
まずトップはSPASMというバンドの90年デモ10曲+ライブで、この3 Way Split CDに収録されてる他2バンド CONTUMACYとPULVERIZED NECRO BRAINのメンバーもいます。さらには、Austral HolocaustからCDが出てた、あのMORTUORIOのメンバーもいるということで恐ろしそうですが、ところがこれが、いかにもこの時代のグラインディング・デスコア・スラッシュでかなりカッコいい!!初期NAPALM DEATH直系のダーティー・ステンチ・パンク・グラインド・スラッシュで、あの伝説の名古屋NAUSEAにソックリな曲も有り、と言えば、どんな感じか想像しやすいかと思います。これはSamurai ZINE周辺の中南米グラインドとかが好きだった人は絶対に聴いてほしい!!
続くCONTUMACYは、ぺルビアン・デスメタル重鎮 KRANIUMやDeathrash ArmageddonがCD再発したILLAPAのメンバーも在籍したバンドで、以前にUSのレーベルから7"EPでも再発されていた、90/91年の Fall of the Structureデモを収録。同じペルー出身カルト・ノイズ・メタル・キング HADEZの1stアルバムがちょっとデスメタルになったようなプリミティブ・サウンドで大惨事となっています。スロウ〜ミドルテンポから意味不明の助走をつけて炸裂するパートはほとんど裏打ち。もちろんVo.はグロウル・スタイルと言うよりは南米の秘境原人系低音デス・ボイス全開。HADEZファンは即死デス!!
そしてトリを飾るにふさわしいPULVERIZED NECRO BRAINが最凶。まず真っ先に言いたいのは、恐らく全ての人間が初めて耳にするであろう驚異的なVo.で、うがいをしてるのか、水を口に含んで怒鳴ってるのか、はたまた小学生みたいに唇をブルブルさせて喋ってるかのような、とにかく信じがたいVo.です!!!ツインVo.のようで、もう一人はウィスパー・スタイルがメイン。曲と演奏も全3バンド中もっとも酷くて、基本はFEAR OF GOD系のグラインドコアだけど、コロンビアのブラック・デスメタル・バンドのような意味不明っぷりです。ちなみにこのバンドは、Vo.の2人が後にSARAMに参加したそうで、なるほど、筋金入りのバーバリアンズです。
余談ですが(まぁ、BOYの商品解説は毎度90%が余談だけど)、このCDもまた流通が良くなくて、あるペルー人から調達してもらったけど、「このレーベルの奴は良くない人間だから、もう次はやらない」と、南米人が言うとヤケに怖いことを言ってたので、南米大好き人格崩壊ゴミ野郎はこの機会にぜひどうぞ!!
| RECORD BOY | 14:28 | - | - |
VIKING - Metal Versus Straw 2CD
2013.05.18 Saturday | category:Thrash / Speed / Power Metal

・VIKING - Metal Versus Straw 2CD ¥2600 (self release)
再入荷!High Rollerからの再発LPを見送ったのは、この初オフィシャル再発CDに的を絞ったからだぜーー!!とカッコつけて言いたいところですが、こんな事件的再発盤を完全に見落としていました・・・。BOYはいつもお客さんに助けてもらってばっかりで、本当にありがたい限りでして、このCDも、鋭いお客さんに教えていただいて入荷した次第であります。Metal Bladeからのリリースだったのに、長年再発されずに、ブートCDが出回っていたLAスラッシュメタル・カルト・ヒーロー、VIKINGの1stアルバムと2ndアルバムが、バンドによる自主リリースの2枚組ペーパーフォールド・スリーブで、遂に初オフィシャルCD化!!!
ギタリストが後にDARK ANGELに加入した、話題性は十分にあるバンドなのに、Metal Bladeは一向にオフィシャル再発しないので、88年1stアルバム Do or Dieは、その音質の悪さもあって、不運のカルト名盤とされる傑作です。ギターがDARK ANGELに加入するのも充分に納得できる、こざかしいリフワークだけどフルスピードにぶっ飛ばすアメリカン・スラッシュメタルで、文句なしにカッコいい!!89年2ndアルバム Man of Strawは、ちょっと整合感も身に付いてスッキリした感もあるけど、曲調はやはり疾走パートがメインで、1stのインパクトが強すぎたので印象が弱いですが、アメリカン・スラッシュメタル・ファンは存分に楽しめる内容です。
バンドはこの再発にかなりのこだわりがあるみたいで、「ジュエル・ケースは嫌い。ブックレットやインナーの類もありません」と説明していて、さらに一番の重要ポイントである1stアルバムの音質については「リミックスではなく、リマスタリングで、よりラウドな音質にしました」と言っています。各パートが互いに潰し合ってるようなバランスは敢えていじらず、ドラムのあのボサボサな音もそのままで、しかし輪郭を得てダイナミックに再現されています。これはもう、HOLY TERRORのリミックス盤ベスト El Revengo以来の、80'sスラッシャーが夢にまで見た音質改善再発盤と言ってよいでしょう!!
| RECORD BOY | 21:38 | - | - |
Metal Witching Mad!!
2013.05.18 Saturday | category:Doom Metal

・BLACK OATH - Ov Qliphoth and Darkness CD ¥1800 (I Hate)
ABYSMAL GRIEFと並んで、イタリアン・ホラー・ドゥームメタルの伝統を今に受け継ぐ期待のバンド BLACK OATHの2ndフルアルバム。アナログ・バージョンがデンマークのHorror Records, CDバージョンがスウェーデンのI Hate Recordsからリリースされているとうところからも、業界関係者やマニアのこのバンドに対する期待と評価の高さがうかがえるかと思います。そしてそんな期待に完璧に応えた素晴らしい内容です!!
言うまでもなく、DEATH SSを頂点とするカルト地下臭の強いイタリアン・ホラーメタル一派だけど、このバンドはI Hate Recordsの看板がよく似合う、北欧系ドゥーマーを唸らせる叙情が素晴らしいです。CANDLEMASS系トラディショナル・エピック・ドゥームメタルを、北欧の水晶系の透明な美しさではなく、クラシックなオカルト・ムービー的怪しさの黒さで表現したうような感じです。ヴィンテージ・トレンド臭皆無。これはカッコいいです!!

・JEX THOTH - Blood Moon Rise CD ¥1900 (I Hate)
日本のメタル・ヘッズにも人気の高い、US女性Vo.サイケデリック・ドゥーム・ロック・バンドの2ndフルアルバムCDが、今回もI Hate Recordsからリリース。
TOTEMという名前で2007年にデビューしてドゥーム/ストーナー・ファンに注目され、その後、JEX THOTHと改名して、あのPAGAN ALTARとSplitシングルを発表して話題を呼びます。今回もPAGAN ALTAR直伝のようなメランコリックなドゥームメタル・ワールド全開ですが、鍵盤を強調した以前のようなサイケなムード作りは薄れて、よりコシの強いドゥームメタルの土台を強調しています。そして今回はなんと言っても、ヴォーカルのJex嬢の歌が素晴らしいのではないでしょうか。だいぶオバサンくさい声になってきてるのが完全に良い方向へ行ってまして、サイケ・ドゥーム・ロックと言うより、ウィッチング・ドゥームメタルと言った方がピッタリな雰囲気になってきました。その妖艶な歌声と陰りあるメロディーがこれまでの作品より格段に素晴らしく、6曲目くらいで完璧にヤラレてしまいました!!
こういうバンドの場合、ほとんどがイメージ・キャラクター的な存在として、歌の歌える女性をVo.に据えてると思うけど、このバンドはJex嬢がバンマスで、本作の曲作りは全て彼女の手によるモノです。毎度言ってますが、PAGAN ALTARにSplitリリースを承諾させるだけの実力があるということです!!
| RECORD BOY | 02:21 | - | - |
UKHC Thrash!!
2013.05.15 Wednesday | category:Crossover / Punk Metal

・SEPTIC TANK - S/T 7" ¥840 (MCR)
「CATHEDRALの活動を終了するLee Dorrianが、グラインド・パンクに戻って新たにバンドを始めて、MCRからEPをリリースするらしい!」と、メタル・シーンを中心に話題となっていた、SEPTIC TANKの1st 7"が遂にリリースです!!
共にCATHEDRALを長年支えてきた盟友 Gaz氏がギター,そしてREPULSIONのベースVo.で、活動を締めくくったCATHEDRALの最終期にも参加してたScott Carlson氏がベース。ところがこのSEPTIC TANK、正確には新たにスタートしたバンドではないそうで、94年頃に、ZOETROPE / TROUBLEの故Barry Stern氏と、CRUCIFIXやICONOCLASTなんかのようなハードコア・パンクをジャムったのが起源だそうです。CATHEDRALの参加でまた距離の近づいたREPULSIONのScott氏と、SEPTIC TANKを再始動させたのが、今回のEPリリースにまで進展したそうです。
EPリリースがアナウンスされた当初、CATHEDRALのfacebookでは、SIEGEやSLAUGHTERを引き合いに出してこのSEPTIC TANKを紹介していましたし、ましてやこのラインナップですから、Leeders not Followersなブルータル・ロウ・スラッシュでブッチ切るかと思いきや、これがやはりかなりのdis-coreパンク・スラッシュ。しかも、LeeのVo.がまたCalっぽくてオドロキ!!CATHEDRALは2001年のGargoylian 7"EPで、d-beatスラッシュにチャレンジした結果、HELLHAMMER系暗黒鈍走d-beatを見事に表現して、DISCLOSE川上氏も大絶賛してましたが、このSEPTIC TANKはメタル色はほとんどありません。ラストに退廃的スロウネスを聴かせるナンバーで締めますが、これは初期CATHEDRALよりも、HELLHAMMER 〜 CELTIC FROSTムードで表現してます。つまり、これぞオリジナルのトゥルー・メタルパンク!!UKHCパンクとエクストリーム・メタルの、永遠に切っても切れない縁を強く印象付ける、必聴の音源と断言して良いでしょう!!

・SNYPER - Manifestations CD ¥1800 (Mosh Tuneage)
予想外に好調なXYSTERに続く、Mosh TuneageによるオブスキュアUKスラッシュメタル・レーベル C.M.F.T. Records再発の第2弾で、"UK Thrash Assault"にも参加してたバンドの、91年録音お蔵入りアルバムです。当初はこのCD化は今回のC.M.F.T. Records再発シリーズにはなかったらしく、知らぬ間に組み込まれたリリースですが、どうやらC.M.F.T. Recordsのオーナー氏がやってたバンドのようです。それじゃぁ、強引に割り込まれても仕方ありません。
サンプルで数曲聴いた時は頭抱えたくなりましたが、CDが届いて聴いてみると、これが実に面白い内容でして、個人的にはかなりビックリしました。とりあえず言いたいのは、これは紛れもないゴミ・スラッシュだということです。ところがです、ハードコア・パンク・ファンなら、再生した途端に!?と思われるんじゃないでしょうか?この作品もやはり、どう聴いても、あの時代のUKメタルコア / ハードコア・スラッシュメタルの感触ド真ん中なのです。恐れ多くもMETALLICAの方法論を大々的に導入して、下降線に向かって一直線だった頃のENGLISH DOGS "Where Legend Began"みたいな、ショッボイ薄っぺらなサウンドで表現するプログレッシブ・スラッシュメタル風のダラダラつまんない展開, CARCASSみたいなパート, いきなりNECROPHAGIAみたいになるシック・スカム・デス, BOLT THROWER的重厚パートなど、散漫どころの話ではない、人のフンドシ借りパクしまくりの節操のない展開を、ANIHILATEDやMETAL MESSIAHに通じる、あの垢抜けないUKスラッシュメタルまんまの感触で繰り広げています。
ベイエリア・クランチや、ジャーマン・スラッシュと並んで、これはもう、UKスラッシュ(メタルコアと、できれば言わせていただきたい)特有の感覚が、あの時代のイギリスには絶対に漂っていたと、誰もが確信できる筈です。USスラッシュに、"Late 80's USHC" なんていう括られ方はないのに、イギリスの80年代後期ハードコア/クロスオーバーには、"Late 80's UKHC"と呼ばれて支持される特定のバンド群があります。それらの代表的バンドだけを聴いててはわからないでしょうが、ANIHILATEDあたりまで掘ってる人なら、絶対に懐かしさを感じる感触です。事あるごとに言ってますが、美味しいところだけ聴いてたって、本質は見えてこないのです。Late 80's UKスラッシュ(メタル&ハードコア)のマニアを自負する方は、これもまた聴かねばなりませんよ!!
| RECORD BOY | 02:08 | - | - |
